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INTERVIEW
『sin 七つの大罪』レヴィアタン役
藤田 茜さん アフレコ後インタビュー

――オーディションの思い出はありますか?
 私はレヴィアタンのオーディションだけを受けたんですが、勢いに任せてやってしまったので、これはダメかもなぁと思っていたら受かっていたんです。レヴィは子供っぽいところもあるので、その勢いがよかったのかなと思いました。

――レヴィアタンの見た目の印象はどうでした?
 私、大罪の中ではベルゼバブが一番好きなんです。ちっちゃい女の子が好きなので(笑)。レヴィはその次に好きでした。
 キャラクター紹介にある絵と同じフィギュアをオーディションのときに見せてもらったんですけど、こんなに肌色が露出しているの?とか、下のこれは何?ベルトをしているだけなのかな?とか思いました。あとは、このちっちゃい子は何だろうなって。ベヒモスと言うんですけど、この子は常に召喚されているんですよね。

――レヴィアタンというキャラクターを演じてみて、いかがでしたか?
 嫉妬の罪を司る魔王なので、わりと子供っぽいんですけど、嫉妬しているときはちょっと怖いなと感じました。
 ルシファーに惚れているので、ルシファーに「お姉さま~」って言ってるときはテンションがトップギアなんですが、真莉亜を責めているときは「もっとウィスパーでいいよ」とディレクションしていただいて、トップギアからウィスパーに行くのは大変だなと思いながら演じていましたね。私自身はわりと上と下がない、いつもフラットな感じなので(笑)。
 レヴィには動きながら言うセリフが多いんですが、そこでのぴょこぴょこ感が出ればいいなって思いながら演じています。こういう振り幅のある役柄はやったことがないので、楽しいです。

――2話の見どころと言えば、どこだったと思いますか?
 (アフレコの前に映像をチェックしたら)キャラソン(魔王様の鎮魂歌)が入っていたんです。アフレコの段階ではまだキャラソンを録っていなくて、私が歌うというのは知らず、誰が歌うんだろう?って思いながら現場に行ったら、櫻庭(有紗)さんに、「歌、めっちゃ長く入ってましたね。レヴィが歌うんじゃないですか?」と言われ、「いやいや、歌わないでしょ」って話していたら、スタッフさんから「あれ、レヴィのキャラソンだから」と(笑)。
 ポップな感じで、レヴィらしく可愛い感じで歌っています。私自身、歌はあまり得意ではないんですけど頑張りました!
 歌以外では、やっぱり真莉亜ですかね。最初にキャラクターボイスを聞いたのはボイスサンプルを録ったときだったんですが、こんなに可愛いんだ!って。もう少し強い感じの子が来るのかと思ったら、イジりがいのある子が出てきた!って。
 これは私が絡むことになりそうだと思ったら、2話でさっそく真莉亜と絡むことになったんですが、真莉亜を責めるところは見どころかなぁと思います。
ひどい…、本当にあれはひどい。何て言うんですかね、羞恥プレイというか、露出プレイというか…。

――やってるときは、ひどいなぁと思いながら?
 レヴィ、ひどいなぁって。でも真莉亜が可愛いから私自身は楽しいなぁって思いながらやっていました。
 結局みんな色欲なんじゃないかと思います。今後、真莉亜がきっとみんなにああいうことをされていくんだろうなと思うと、楽しみなような、可哀想なような(笑)。

――嫉妬心が真莉亜にいってしまうレヴィの気持ちというのは理解できたりするんですか?
 う~ん。どうなのかなぁ。でも確かに中学のときとかは、友達が取られちゃう!みたいな思春期特有の嫉妬はありましたが、その対象が相手にいくことはなかったです。ムキー!っていうよりは、良いな~って思っちゃう感じだったので、そんなに嫉妬はしないみたいです。したとしても表には出さないと思います。レヴィはガンガン表に出していくタイプですが、ルシファーに好かれたいのに、それをやったら嫌われると思わないのかな?と思っちゃうので(笑)。
 でもこの前、アフレコ中に「お姉さま、愛して!」ってつぶやいたら、喜多村(英梨)さんに「ごめん、無理」って言われて、レヴィと一緒に悲しくなりました。

――(笑)。他にそのようなアフレコ時のエピソードはありますか?
 たかはし(智秋)さんが、レヴィの嫉妬について「愛されはしないけど、嫉妬しているときが一番きれいな人っているよね」って言っていて、なんか大人なこと話してる!って思いながら、その気持ちがわからないとレヴィはやれないのかなぁって思って、そうかぁと思ってました(笑)。たかはしさんには「だからレヴィはこのまま愛されないほうがいいんだよ」って言われたんですが、でも愛されたいなぁって思いました。

――レヴィは、それがわからないから嫉妬しているので、藤田さんもわからなくてもいいのかもしれないですね。それにしてもすごい先輩方に囲まれている現場ですね。
 同じ事務所の伊藤静さんもいますしね!
 ルシファーが真莉亜の胸を舐めるシーンがあるんですけど、アフレコのテストで、喜多村さんが「ペロペロ」って言っていたのが面白くて、その後にマイク前に入れなくなったことがあったんです。けど、本番では生っぽい感じで演じられていて、すごいなぁと思いながら見てました。

――では最後に、3話以降の見どころは?
 第3話の色欲(アスモデウス)の回は、本当に色欲でした!
 レヴィのダンスシーンもあるんですけど、セクシーというよりは頑張ってる感じ? 映像が完成したら汗をかいてて、いい感じで肌が上気してるみたいなことがあるかもしれないので、私も楽しみです!
 大罪の中では、怠惰(ベルフェゴール)と暴食(ベルゼバブ)の2人が、どうやってルシファーと戦うのか楽しみです。暴食はエサを与えて仲間にするのか、怠惰に関しては籠絡する方法がまるでわかりません(笑)。
 憤怒のサタンと戦うときは激しくなりそうな気がします!
 あと、強欲のマモンの紹介文が興味深いことになっているので、ぜひアニメ本編で掘り下げてほしいです!

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